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アンナチュラル<第7話> ネタバレ含む感想まとめ


<第7話> 殺人遊戯

ミコト(石原さとみ)の携帯に「殺人実況生中継」のURLが届いた。「死因はなんでしょう?」と挑戦してくる殺人者Sに対し、ミコトは勝負に乗ることに。

 

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あらすじはTBSオンデマンドから引用しています。

相関図は公式サイトよりお借りしています。

 

 

ミコトは、弟が働く予備校に出向いた。

ミコトに会いたいという「白井くん」に会うために。

白井くんは法医学者であるミコトに興味があるという。

 

ところが白井くんは現れなかった。

ミコトは弟に連絡先を教えて良いよと伝えて帰宅する。

 

早速白井から連絡が入る。

送られてきたのはURL

クリックするとーーーーー

 

「僕は殺人者Sです。

 橋を渡って、みなさんとは違う場所に到達した人間です。

 それは、人を殺したからです。

 見て下さい。僕が殺した、クラスメイトのYです」

 

ライブ動画が流れている。

顔の部分に赤いパプリカの画像が乗った人間が喋っている。

目と口元だけ、目出し帽のようにくり抜かれていた。

 

どんどん書き込まれて行くコメント。

どうやら多くの人間がこの模様を見ているようだ。

後ろにはうつ伏せになった人間が見える。

周りは赤く染まっており、それは血だと思われた。

 

「僕は殺人者S

 どんどんシェアして、拡散して下さい。」

 

ミコトが電話をかけると、動画の中のSが着信した。

 

「はい」

「もしもし白井くん?三澄ミコトです。

 殺人実況生中継、これは何?」

「スピーカーホンに変えます。

 特別ゲストのM先生と電話が繋がりました。

 M先生は本物の、法医学者の先生です。

 ここでM先生に問題です。

 Yくんの死因は何でしょう。

 もし答えを間違ったら、もう一人殺します」

 

と言って誰かの足元が映る。

 

「視聴者数が10万人になるまでに正解して下さい。

 これは僕とM先生の勝負です。

 わかったら返事を」

 

「通話を切れ」割って入ったのは中堂。

「乗るな。ガキの遊びに構ってられっか」

 

「答えて下さい、M先生。

 彼を見捨てるんですか。」

 

「わかった。

 Sくん、あなたの勝負に乗った」

 

ミコトがわかった、と言った瞬間に

「あーあ」って感じで目を閉じる中堂萌え。

 

ミコトはSに、死んだYの目を確認させてと依頼する。

瞳孔を確認し、死体の状態を素早く確認した。

 

「亡くなってる・・・本物のご遺体」

 

Sは視聴者数が一定数に増えるごとに、ヒントを出すと言う。

 

Yくんを殺したのは別の場所です」

 

その頃、Sの学校には、ミコトの弟が訪れていた。

 

「校長!知らせてくださった、予備校の三澄さんです」

「うちの生徒で間違いないんですか?」

「はい。白井一馬くんです」

「警察に、連絡しましょう」

「しかし・・・人質の生徒に何かあったら・・・」

「警察には、姉が通報済みです」

「姉?」

「失礼します!」

「白井くんが指名した、法医学者のM

UDIラボの三澄ミコトです。

 被害者のYに心当たりは」

「うちのクラスの、横山じゃないかと」

「横山のY・・・」

「昨夜7時くらいに、友達と遊ぶから遅くなると連絡があって、

 それから帰ってないそうです」

「映像で見たご遺体の顔に似ています。

 人質のXは?」

「海老原という生徒も休みで、連絡がつきません」

「白井くんと、この二人の関係は」

「白井はいつも一人で、海老原は放送部。

 横山はクラスの中でも目立つグループにいるような子で、

 一緒にいるところは見たことありません」

 

東海林と六郎は、ミコトに頼まれて調査を進めていた。

 

「あっ、東海林さんここ!」

「よし!」

「それ拭き取った血痕が見えるっていう・・・」

「ルミノール液~!!」

 

(ルミノール液は、逆転裁判で知ってるやつ!)

 

血痕に吹きかけると、青く光った。

二人は移動しながら血痕を追いかけて行く。

そしてスタート地点を突き止めた。

 

そこは、備品倉庫のすぐ裏だった。

 

中から血がべっとりとついた、体育マットが発見される。

 

やがて動画の視聴者数が3万人を超え、次のヒントが発表される。

死んだYの腹部、そして背中が映される。

 

(この辺り、基本血みどろな映像なんだけど、血にしては色が鮮やか。

 結構それが作り物感があって、まだよかった・・・)

 

腹部にある皮下出血と背中の刺し傷が対応しており、

三箇所の傷があった。

そして死斑に紛れて、打撲の痕があった。

それは死んだ時ではなく、それ以前に付けられた傷。

 

UDIでは中堂がひっそりと動画を見ていた。

そこへ所長が入ってくる。

気づいた中堂は慌てて動画を消して何事もなかったかのような素振り。

 

「ただいま!すずめ堂のどら焼き買ってきた。

 ・・・あれ?みんなどこ行ったの?

 中堂さ~ん?今ちょっと変な動きしたでしょ。

 え?中堂さん、ちょっと動きおかしかったでしょ!」

 

RRRRR・・・電話が鳴る

異様にキビキビ出る中堂。

 

「あっ、電話取った!中堂さんがワンコールで電話取った!」

「うるさい、聞こえない!!」

「わああ・・・」

「もう一度!」

 

電話の相手はミコト。

 

「あの、殺害時の状況を調べたいんです」

「調べりゃいいだろ」

「あ、ここを動けないので、車でピックアップしてもらいたいものがあって」

(背後で所長がワーワー言ってるw

「あの、メール送ったので見てください」

「くそー!!!!!そっちのがマシじゃないか!!!」

 

キビキビ中堂再びw

笑える。

中堂がクソクソ言いながらも、従う、みたいな。

こういうとこが、なんか、いいですよねえ・・・。

 

「あっ、早い、動きが早い!

 かつてない中堂さんの動き!!」

 

こんな反応して、所長も飄々としてるから・・・w

 

調査は進み、横山が小池たちにいじめられているという話があったという。

備品倉庫は小池たちの溜まり場で、

そこで飛び蹴りされている横山を見た人がいるという。

 

「このナイフ、小池のだよね!?」

 

Sが持っている血まみれのナイフを小池に突きつける女子生徒。

 

「似てるけどちげーよ」

「みんなも見たことあるよね。

 小池がこれと同じナイフ学校に持ってきてたの。

 違うなら出して見せてよ」

「俺のナイフは盗まれたんだよ!

 白井がナイフ持ってるってことはよ、白井が盗んで横山殺したんじゃねえの」

「昨日の夜はどこにいたの」

「なんで言わなきゃいけねえんだよ」

「言わないんじゃなくて言えないんじゃない」

「はあ?」

「本当は小池が横山を殺したんじゃない!」

 

摑みかかる小池。

 

入学したばかりの頃、白井は命令されたらなんでもやるようなキャラだった。

小池に命令されてふざけたりしていた。

 

採取した血痕と、横山のDNAは一致した。

 

小池は何も言いたくないと拒否していた。

 

学校には東海林と六郎も揃っていた。

 

「何がどうなってるの」

「いやちょっと複雑で・・・」

「今はとにかく秘密兵器の到着待ち」

 

場面が変わって、坂本さんin病院。

 

「よく・・・来れたね・・・」

 

え!?と思ったら、、、

中堂!!!笑

 

「どのツラ下げて来たんですか?」

 

「借りたいものがある。

 三澄から聞いているだろう」

 

「まあ、聞いてますけども」

 

「さっさとイノベーション研究室とやらに案内しろよ」

 

中堂が坂本の方にずんずん歩いて来て、慌てる坂本。

 

「あっ、あっ」

「クソ!!!いちいちビビるな!!!」

 

すると坂本は一枚の紙を取り出す。

 

  1. 二度とクソとはもうしません。
  2. 高圧的な態度をとりません。
  3. パワハラを行いません。

 

って書いてある誓約書w

 

「まあ・・・クソは・・・訂正する」

 

「ごめんなさいは!?」

 

「す・・・す・・・すまなかった」 ←また小声の中堂w何回この流れw

 

「やったあ♩」

 

「クソ!!!!!

 あ~~~終わらないじゃないか!!!」

 

お決まりになってきて、こういうのが、

シリアスな中にも猛烈なユーモアをもたらしてくれますね〜。

好きー!!!

 

「待ちくたびれましたよ~!」

「あー地獄のような時間を少しは労え」

「あちらさんの方が地獄だったと思いますけど」

「あいつ生き生きしてたぞ」

「何台借りれましたか?」

「二台だ」

 

中堂が借りて来たのは、科学捜査用のライト。

 

備品倉庫内の血痕を、UDIラボの面々で捜査を始めた。

すると血の中から粉と、何かの跡。

それを辿っていくと・・・

 

そして並行して進んでいた様々な調査からの情報も集まって来た。

 

「お待たせ。

 わかったよ。

 Yくんの死因が何か」

 

ミコトは白井に再び電話をかけた。

 

横山の死因。

それは、殺人に見せかけた、自死だった。。。

 

M先生、問題の答えはなんですか?

 Yの死因は、なんですか」

 

「死因は、刃物による自殺」

 

「違う、全然違う、大外れ!!!」

 

「ここまでが!法医学的見解。

 ここからは、法医学者ではなく、私個人の見解として話をします。

 これまで、多くのご遺体を見て来た。

 ご老人から、小さな子供まで。

 いつも思う。

 なぜ、この人は、死ななきゃならなかったのか。

 Yくんの背中には、たくさんのアザがあった。

 日常的に暴力を受けていた跡。

 執拗に繰り返され、治るより前に、次のアザがつけられた。

 そんな暴力が、見過ごされた。

 追い詰められた彼は、最悪の選択をしてしまった。

 法医学的には自殺、でも私は殺されたんだと思う。

 法律では裁けない、いじめという名の殺人。

 あなたはそれを大勢の人に伝えたかった」

 

「そうだ、殺された。

 あいつらに。

 ・・・僕に。

 僕も助けなかった・・・

 助けてくれたのに・・・」

 

日常的に蹴られ、お金を抜き取られ、、、

そんな合間に二人はトリックを考え、

彼らに殺されたように見せかけるにはどうやって死ねばいいか、

そんな相談をしていた。

横山は遊びだと言っていたが・・・

 

ある日、チャンスが訪れる。

 

「今晩、8時、ここ集合な」

「ちゃんと金もってこいよ~」

 

小池たちに言われた横山は、白井に連絡する。

 

「チャンスなんだ!

 あいつらに呼び出された。

 8時までに決行すればうまくいく!」

「え?あれは遊びだって・・・」

「何が遊びか。

 ・・・もう、わかんないよ」

 

ところが白井はその日の夜8時、10分前、

街中で補導される小池たちを見た。

彼らにアリバイが生まれてしまう。

 

「横山、今死んだって、あいつらを犯人にできない」

 

電話をしたが、留守電だった。

 

急いで白井は備品倉庫に向かうが、

すでに横山は死んだ後だった。。。

 

「・・・間に合わなかった・・・」

 

視聴者は10万人を超えた。

 

「視聴者10万人、もう一人、殺さないと」

 

最初に見えた足元。

あれは本当の人間ではなく、人形だった。

 

「え?人形?もう一人殺すって・・・」

「自分自身・・・」

 

白井は、そこでパプリカの画像を消して素顔を映した。

 

「僕は、私立緑川高校、一年A組の白井です。

 死んだYと、僕は、いじめられてました。

 同じクラスの、小池と、沢田と、松本に。

 これは遺書です。

 これで終わり。

 僕は僕を殺す・・・。」

 

「まだ終わってない!!!

 質問に答えて!!!

  あなたが死んで、なんになるの!?」

 

「何に・・・?」

 

「あなたを苦しめた、人の名前を、遺書に残して、

  それが何!?

 彼らはきっと、転校して、名前を変えて、

 新しい人生を生きていくの。

 あなたの人生を奪ったことなんてすっかり忘れて生きていくの。

 あなたが命を差し出しても、あなたの痛みはけして彼らに届かない。

 それでも死ぬの・・・。

 あなたの人生は、あなたのものだよ・・・」

 

途切れる、動画。

 

中堂、東海林、六郎の面々は、

白井が動画を放送していると思われた部屋を見つける。

 

「落ち着け!俺たちは、三澄先生の、仲間だ。

 よこせ」

 

「横山は死んだ・・・」

 

「ああ」

 

「僕だけが、生きてていいのかな・・・」

 

「死んだ奴は、答えちゃくれない。

 この先も。

 ・・・・・・・。

 許されるように、生きろ・・・!」

 

 

わあーーー(T▽T)(T▽T)(T▽T)

書き終わったーーー(;▽;)(;▽;)(;▽;)

この第7話のセリフを書き起こしたかったんです。

書き起こしたくて、これを始めたと言っても過言ではない。

 

この回はとにかく、ミコトの「それが何!?」が秀逸です。

 

似たような思いをして、生きてきたものとして、

ミコトの言葉を、あの頃の私に伝えたいと思った。

そして今この言葉を必要としている人がいるかもしれないと思った。

 

これは、大人になったからこそ言える言葉。

今なら私も言える気がする。

それが何!?

そんなことに命を差し出して、何になるの!?

そんな人たちの言葉を間に受けて、何なの!?と。

 

何だっていくらだって手段を探そうとすれば、

きっと考えられる方法はたくさんある。

 

けれど幼い頃には、家と学校が全てで、

その狭い固定された人間関係が全てで、

そこが辛ければ、

この世の中全てが辛いだけのものになり、

未来に楽しみや希望など、一切見出せなくなる。

 

すっごい大事なことと本人が思っていて、

もうこれしかないと自分は思っていて、

でもそれに対する

「それが何!?」

って、打ち破る言葉だなあって思って、

それがやっぱりミコトから出た言葉だから、

こんなに胸に響くんだろうな。

 

幼さゆえの、罪悪感。

横山を殺した人間の中に、自分も含まれていると思う白井君の思い。

そんな最低な自分が生きていていいのか。

そんなこと許されないんじゃないか。

一生罪を背負って行くことへの辛さ。

面倒なことに関わりたくなくて、見過ごしたクラスメイト。

知ってて知らんぷりした、教師。

後から、後悔することってたくさんある。

だけど、失われた命は、取り返せない・・・。

 

だけどさ、張本人の小池たちは、

俺たちのせいじゃねーし!!

あいつが勝手に死んだんだろ!!

って感じでのうのうと生きて行くと思うよね!?

 

だから本当に大事なことは、そのあとちゃんと生きて、

それなりに幸せになって、

生き抜いて行くこと。

 

正直、生きてたら、まだこんな辛いことあるの!?って呆れるくらいに、

クソみたいな苦しいことはまた起こる。

何かを乗り越えたような気持ちで、強くなったような気でいて、

でももう全然無理じゃんみたいな、

やっぱり死んでしまいたいよってくらいの出来事が起こったりする。

(私はその歴史をどんどん塗り替えられてきた……笑)

 

だけど、そのクソみたいな出来事が起こる狭間に、

時々めちゃくちゃ嬉しいことや楽しい瞬間があって、

ああ良かったなって思うんです。

 

本当は彼らの背後には、こうしたことを引き起こす、

家族関係があるということを私は考える。

だけどアンナチュラルは基本、犯人の感情は考慮しないスタイルで、

「起きてしまった現実に焦点を当てる」から、

どんなに同情的な背後関係があったとしても、

あなたがしていることは殺人なんだということが、

あなたの人生はあなたのものなんだということが、

この物語を通じて誰かに通じたかもしれないことを願います。

 

それこそが物語が持つ、力だと思うんです。

 

私がアンナチュラルの面白さに気づいたのは、

何と第9話だったんだけど、

動画サイトで全話見るようになって、

中でも第7話は、本当に何回も観ました。

 

本当に本当に素晴らしい回でした。 

 

 

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